ぴゅう太で遊ぶ-2 カートリッジの開け方(分解)
ぴゅう太のカートリッジを開ける(分解する)方法について。
多くのゲーム機のカートリッジで、この作業が困難ですが(スーパーファミコンなど、専用ドライバがあればらくなものもある)、ぴゅう太もコツが必要です。
私は、ROMのデータ(イメージ)の吸い出し専用の機器を作るだけの技量がないので、基板からICを取り外して、ROMライタ(プログラマ)で読み込んでいました。自分が開けたカートリッジについては、全てこの方法で対応できました。
1.背面のネジを外す
これは、説明不要ですね。しかし、ぴゅう太はここからが大変です。
2.前後のカバーを開くように力を加える
私は、指で力を加えて隙間をつくり、マイナスドライバーをねじ込んでいます。傷がつくことは避けられないかなと思います。
3.もう一本のドライバで爪を外す方向に力を加える。
これが最も難しい作業となります。まず、カートリッジの構造から理解します。
爪がはまり込む箇所には、ケースの内側、外側にパーツが付いています。内側の方に爪が引っかかるようになっています。
丸印(ケースの外側の部品)は、柔らかく、変形します。ケースの内側の部品(丸の無い方)は、硬く、ほとんど変形しません。
したがって、写真のような方向に力を加えると、柔らかい方のパーツが外側に変形し、爪が外れます。
この力加減はかなり難しいです。カートリッジ自体が経年劣化しているので、簡単に割れてしまうこともあります。
作業の実際は、上の写真のようになります。ケースを前後に開きながら、爪に力を加えています。
うまくいくと、シールを傷つけずに開くことができます。