retrogamer128の挑戦

レトロPC、レトロゲームの活用、修理、はんだ付け初級者の挑戦と成長の記録

ぴゅう太で遊ぶ-2 カートリッジの開け方(分解)

ぴゅう太のカートリッジを開ける(分解する)方法について。

 

多くのゲーム機のカートリッジで、この作業が困難ですが(スーパーファミコンなど、専用ドライバがあればらくなものもある)、ぴゅう太もコツが必要です。

 

私は、ROMのデータ(イメージ)の吸い出し専用の機器を作るだけの技量がないので、基板からICを取り外して、ROMライタ(プログラマ)で読み込んでいました。自分が開けたカートリッジについては、全てこの方法で対応できました。

 

1.背面のネジを外す

 

これは、説明不要ですね。しかし、ぴゅう太はここからが大変です。

 

2.前後のカバーを開くように力を加える

 

私は、指で力を加えて隙間をつくり、マイナスドライバーをねじ込んでいます。傷がつくことは避けられないかなと思います。

 

3.もう一本のドライバで爪を外す方向に力を加える。

 

これが最も難しい作業となります。まず、カートリッジの構造から理解します。

 

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カートリッジを開けたところ。爪と、爪がはまり込む箇所について理解します

爪がはまり込む箇所には、ケースの内側、外側にパーツが付いています。内側の方に爪が引っかかるようになっています。

 

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丸印(ケースの外側の部品)は、柔らかく、変形します。ケースの内側の部品(丸の無い方)は、硬く、ほとんど変形しません。

 

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爪を押す方向

したがって、写真のような方向に力を加えると、柔らかい方のパーツが外側に変形し、爪が外れます。

 

この力加減はかなり難しいです。カートリッジ自体が経年劣化しているので、簡単に割れてしまうこともあります。

 

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外し方の実際

作業の実際は、上の写真のようになります。ケースを前後に開きながら、爪に力を加えています。

 

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うまくいくと、シールを傷つけずに開くことができます。